「恋愛MAX」は、バリバリH系のTL/YL雑誌と、H系でない普通のレディコミ雑誌とをミックスさせたような面白いH系雑誌で、
しかもこの手の雑誌の中では一番ハズレの号が少なかったりもするので実は一番私の気に入っている雑誌だったりします。
MAXが秋田書店発行の雑誌だからなのか編集部に力があるからなのかとかは分かりませんが、
他のH系雑誌とは違い、一般誌出身の普通の漫画家や、BLやH系出身でも結構力のある漫画家さんが描いてることが多く、
ちゃんとHなのにフツーに漫画としての質もいい作品の掲載率が他のH系雑誌より格段に高い!
隔月発行雑誌のせいか、街の本屋さんでは置いてないことがあったり、置いてるコンビニも少なかったりしますが、
もしタイミング良くどこかで見つけたら試しにパラ見してみてください。
いつもはコンビにでも手に入りやすい恋愛白書パステルや絶対恋愛SWEETやなんかを読んでるけど、
毎月購読してるとハズレの号も結構あるよなあ・・・と感じてる方には特にオススメです。
とにかく私が購読してる中では今一番大好きな雑誌なので、雑誌の継続を応援するために、
この雑誌も面白かった号は積極的にあらすじ&感想レビューをUPしていくことにしました。
ということで・・・
今月号のオススメ度 ★★★★★
恋愛MAX(ラブマックス) 2010年4月号 (H系TL/YLコミック雑誌)
2010年3月8日発売今回は私の好きな作家さんが重なった良い号でした。
特に、ヤマモトミワコさんが帰ってきたのがホント嬉しかったです。
『 いとしいとしというこころ (なかはらももた) 』入学式で出会った男の子と女の子の急展開ラブ&H。オイオイってなぐらい急激で過激な出来事なはずなのに、当の二人は初々しくてカワイすぎて、その過激さと萌え(?)のギャップが笑えます。なかはらももた先生のカワイくてHなお話は結構好きです。ラストのコメントの意味は、今度も連載になるって意味なのかな?
(※後日追記※その後連載し2011年1月コミックス化→
「いとしいとしというこころ。美少女×美少年の純情カゲキラブ」(外部リンク)
)
『 恋姫 ~愛にまみれて~ (ヤマモトミワコ) 』Hなモーションをかけてきたずっと好きだった同僚のことを、自分の不慣れさでまるで女子高生のように振り払ってしまった、年齢の割りにかなり純なOL三波さん。オトコのほうはそれを駆け引きと思い込み・・・。テンパると全然周りが見えなくなる三波さんがバカでキュート。
しばらく掲載が無かったのでもうMAXとは縁が切れちゃったのかな・・・と思ってたら戻ってきました。比較的最近ファンになった作家さんだったので、継続しててくれてすごく嬉しい!昔発表した少女漫画をHに書き直すリメイクものも面白くて好きなんですが、今回のはちょっと大人っぽい話なので完全書き下ろしでしょうかね?(
単行本「恋蜜(コイミツ)」のレビューへ)
『 婚活ゲーム (北野生) 』20代にも見えてしまう若作りの36歳OLがお見合いパーティで出会った運命のオトコ?はなんとまだ26歳だった。彼もまんざらではなかったはずなのに、彼女の年齢を知るやいなや、冷たくあっさり立ち去ってしまう・・・・。
ちょっと切ない大人のストーリーが得意の北野生さんもお気に入りの漫画家さんです。「函館恋愛物語」の2巻も心待ちにしてるんだけど、出ないですねぇ。コッコちゃんのお話とか、結構貯まってるはずなんだけど・・・・。
『 唾と蜜 (まんだ林檎) 』元いじめられっこのヤリマン女子大生が、誘っても全然自分になびいてこない妻子持ちのオトコに興味を持ち、脱ヤリマンを宣言をしてその彼と純愛しようと目論む。
連載第3回目だったかな。この漫画家さんのお話はいつも先が全く読めません。基本的には好きな作家さんなんだけど、今回の連載は主人公二人とも性格が複雑すぎて、先も読めなすぎてちょっとイライラしてきたかも。ビーマイベイベーの方が素直に読みやすかったなあ。
その他・・・男性不振のみさこちゃんと年上のカレのお話
「ベイビー涙は(花田裕実)」。花田裕実さんはいつも非Hだけどレギュラーです。こういうところがMAXが他と変わってて面白いところ。
連載
「あなたの愛にやられたい(克本かさね)」 はもういいかげん高校生モノがワンパターンすぎてあまり目を通さなくなってきてしまった。克本かさね先生自体は嫌いな作家さんではないのですが、高校生モノ(というかバカ女子高生モノ)ばかり続いて飽きたー。できればMAXの方だけはも少し大人の主人公の話を!
憧れの喫茶店店主にコーヒーの個人講座をしてもらえることになったけど、甘いコーヒーカクテルで酔わされてしまう
「琥珀色の誘惑(蜜橋アザコ)」。相変わらずのぽややんとした中身のあまり無いお話ですが絵はキレイ。
去年までプチコミック増刊でちょっとHな女刑事&後輩刑事モノを描いてた長谷部百合さんが初登場した
「あまく こわれる おんがく(長谷部百合)」 。うーん絵も話も硬いかな。
全然Hでもなんでもない実録イヌネコ漫画
「ねこあきない(夢路行)」はネコのおチンチンのお話が興味深かったです。へー、今度誰かの家で見させてもらおうっと。
自分には全く縁の無いタイプのダメ彼氏たちが面白かった
「ダメ男乗り換え案内所」。面白いのに終わっちゃって残念。今回みたく人のネタで続けていくことは無理なのかな?
最初なのでつい細かくたっぷり書いてしまいまいましたが次号からはもっとあっさりになると思います。
恋愛MAX(ラブマックス)は隔月雑誌なので、次号は5月の今頃発売の6月号です。
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