2008年09月08日

オススメ度 ★★★★★
沈黙の騎士 (HQ ハーレクインコミックス)
原のり子 (画) トーリ・フィリップス(原作)
■あらすじ
小さい頃から自分の内面よりも “天使のように美しい容姿” ばかりが注目を集めてしまうことに我慢できなくなり、
すっかりヒネくれてしまって裕福な貴族の子息ながら自ら世俗を捨てて修道院に入ってしまったガイ。
ある日、修道院近くで馬車が事故を起こしていたところを救助してあげた
イギリス貴族への輿入れの旅の道中だったフランス貴族の姫君一行を、
貴族出身でフランス語の通訳もできるという理由でガイが嫁入り先まで道案内するハメになってしまい・・・。
■感想・レビュー
ハーレクインコミックでは初の、
トンスラ頭(宣教師ザビエルのようなカッパのような剃髪スタイル)のヒーローの登場(笑)
ヒストリカルらしい、当時の修道士の誓い云々とか婚約や婚礼のしきたり云々とか
決闘の決まりごとの云々などがいちいち都合よく入ってくるお話ではありましたが、
各所で原のり子さんらしいユーモアが炸裂しててとっても面白かったです。
原さんファンなら迷わず「買い!!」でOKです。
ふと後半でスピンオフの臭いがしたのでちょっと調べてみましたら、
なんとこのヒーローは 「
犬好きでオクテな変人ヒーロー&実は王家の血を引くヒロイン・・・の間にできた息子でした。
今作でもあの二人はヒーローの父母として存在感のある役割を担ってますし、
父の方は前作を読んでいたらニヤッと来るような “あの変人ヒーローらしい” セリフも吐くので、
できれば両方読むことをオススメします。
ちなみに原作の方ではこの辺りのお話はすべて「キャヴェンディッシュ家の物語」というシリーズになってるようです。
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